有限会社アスリート

軽貨物と5つの社会保険

もっと詳しく聞かせて

軽貨物と5つの社会保険

社会保険とは公的費用負担により社会全体で支えている保険のことを言います。会社員が加入する「健康保険(医療保険)」と「厚生年金保険(年金保険)」の2つを狭い意味で指す事もありますが、ここでは公式の意味での5つの社会保険「医療保険」「年金保険」「介護保険」「雇用保険」「労災保険」について、軽貨物フリーランスドライバーの立場から解説していきます。特に会社員から初めて自営業者になる方は是非ご覧になって下さい。

医療保険

健康保険

日本の公的医療保険は大きく分けて2つあります。「被用者保険(健康保険)」「国民健康保険」です。日本には国民皆保険制度」と言うのがあり、どちらかの保険に全員必ず入らなければなりません。被用者保険はあまり聞き慣れない名称ですが、会社員とか公務員とか雇われている人が入っている保険です。一般的には社会保険(狭い意味での)とか健康保険とか、公務員だと共済とか言われている保険です。

これに対して軽貨物フリーランスドライバー等の自営業者が入る医療保険は「国民健康保険」と言います。この保険の運営主体は市区町村で、窓口は市区町村役所になります。被用者保険と国民健康保険の大きな違いは、被用者保険にはある扶養者制度が国民健康保険にはないと言うことです。したがって自営業者になり扶養者がいる場合は、被扶養者もそれぞれ国民健康保険に加入しなければなりません。そして世帯主が納付義務者になり、役所から送られてくる納付書に基づき納付義務者が自ら支払います。それに対して被用者保険の保険料は労使が折半して負担し、給料から天引きされて支払います。

また【国民健康保険組合】と言うのも職種によってはありますが、軽貨物フリーランスドライバーが対象の組合は見当たりません。

国民健康保険は被用者保険と比べるとその補償内容も若干見劣りするため、もしもの時の為に民間の医療保険に加入する方も多い様です。

詳しくは【厚生労働省のサイト】をご覧下さい。

有限会社アスリートでは「業務災害補償制度」が完備しています。保険料は会社の全額負担になっています。

 

 

年金保険

日本では20歳以上60歳未満の人は原則年金保険料を支払うよう法律で決められています。しかし払わなかったとしても罰則はありません。しかし年金を貰えないとか差し押さえ等の実害が生じる場合があります。そして原則年金を10年間支払っていた人が65歳から年金を受け取るようになります。この支払った人全員が受け取る年金を「国民年金(基礎年金)」と言います。

会社員は「国民年金(基礎年金)」にプラスして「厚生年金」にも加入しています。その保険料は会社が半分負担して給料から天引きされます。そしてこの会社員に扶養されている配偶者は国民年金に加入することになりますが、保険料は免除されています。

これに対して軽貨物フリーランスドライバー等の自営業者が入っている年金は「国民年金(基礎年金)」だけになります。保険料は売上の中から自分で支払います。国民年金には扶養制度がないため国民健康保険と同様に扶養されている配偶者も国民年金を支払う事になります。そして支給される年金は厚生年金に加入していた期間がある方はその分「国民年金(基礎年金)」にプラスして支払われます。国民年金(基礎年金)だけでは受け取る金額が少ないので、会社員の厚生年金の代わりに自営業者の為に「国民年金基金」と言うものがあります。このほか民間の年金保険やiDeCoを活用するのも良い方法です。

なかなか自営業者にとっては厳しい現実もありますが、しかし元気で年金を貰いながら働ける場合は良い面もあります。それは会社員は収入に応じて年金額が減額されますが、軽貨物フリーランスドライバーは年金を貰いながらいくら稼いでも減額されません。その為にもやはり健康が第一ですね。

介護保険

「介護保険」制度とは、介護が必要になった高齢者を社会全体で支えるしくです。その保険料は40歳から支払義務が生じます。そして65歳未満までは会社員だと健康保険と自営業者だと国民健康保険と一緒に支払います。そして65歳から年金をもらっている方は支給される年金から自動的に差し引かれます。国民年金保険料は20歳から60歳未満までの支払ですが、介護保険料は40歳から一生払い続ける事になります。

そして介護保険制度の運営主体は各市区町村になります。

雇用保険

失業保険

「雇用保険」雇用契約による労働者が失業した時の為の保険です。「雇用保険」と次の「労災保険」は合わせて「労働保険」と言います。その為雇用契約による労働者ではない軽貨物フリーランスドライバーは「雇用保険」の対象外になります。軽貨物フリーランスドライバーは仕事が切れることはあまりないと思いますが、怪我や病気で働けなくなることもあると思います。その為に民間の保険に入ることも検討した方が良いでしょう。

労災保険

特別加入制度

会社員の場合は仕事中に怪我や病気になるとその公的医療は「医療保険」ではなく「労災保険」が対象になります。そしてその保険料は雇用主が負担しています。怪我をして病院に行くと、「仕事中の怪我ですか?」と聞かれるのはこの為です。

雇用保険と労災保険は合わせて「労働保険」ともいう為、両方とも基本的には自営業者は加入することが出来ません。しかし軽貨物フリーランスドライバーは特別に加入することが出来る「労災保険特別加入制度」と言うのがあります。

そしてその補償内容は一般の労災保険とちょっと違い、保険料は自己負担になります。詳しくは【厚生労働省 特別加入制度のしおり】をご覧下さい。

有限会社アスリートでは労務災害時の保険として「業務災害補償制度」が完備しています。保険料は会社の全額負担になっています。

 

社会保険まとめ

会社員・公務員等
軽貨物フリーランスドライバー
医療保険
被用者保険 加入
国民健康保険 加入
年金保険
国民年金(基礎年金)+厚生年金等 加入
国民年金(基礎年金) 加入
介護保険
介護保険 加入
介護保険 加入
雇用保険
雇用保険 加入
雇用保険 加入不可
労災保険
雇用保険 加入
特別加入制度 加入

当店でご利用いただける電子決済のご案内

下記よりお選びいただけます。